ブログ「工房だより」

釣友の山本さんと山下橋の広島屋にシロギス釣りに行きました(1125)

穏やかな小春日和で早めに船宿に着きましたが、右舷のトモにはすでに竿が立ってました。横浜竿の汐よし作の丸節竹の竿です。汐よしさんは私の敬愛する竿師で、その竿は一目で分かります。いかにも釣るぞといった感じの竿で、遠投がきくように細身ながら胴に力がありそうです。私はその左に座り、山本さんが続きました。右舷はこの3人だけで、左舷に2人入りました。

私は胴付仕掛けでのんびりやるのが好きで、竿も胴付専用の穂先を削りこんだ丸節竹竿を使いました。山本さんはセミ鯨穂先の布袋竹竿で、見た目はツンとしてますが布袋竹と鯨穂先の独特の柔らかさがあるはずです。

北東微風の好天でしたが、この日のキスの食いはいまいちで正午の下げ潮止まりではだいぶ間が空くようになりました。船長は上げ潮を迎えに行くように大きく南に移動しましたが、潮は効かず食いが立ちません。再度、北へ戻ったところ上げ潮が効いてきたらしく、がぜん食いが良くなりました。船長が「やはり潮だな」と言ってました。船が上げ潮に乗っているらしく、ミヨシの山本さんの竿が投入の度に曲がります。鯨竿特有の弓を浅く引いたような曲がりで、気持ち良さそうです。

釣果は私が40匹、山本さんが42匹でした。トモの方は朝から堅調に釣っていましたので、もっと釣っているはずです。2割くらい小型が混じりましたが、型はそろってました。これから年末に向けて群れが固まり、良型の数釣りが期待できそうです。

 


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