ブログ「工房だより」


秋田市在住のAさんから吉報が届きました。男鹿半島沖で5キロの大ダイを釣ったとの報告です。Aさんには一つテンヤマダイ竿を先日お届けしたところでした。
秋田でも一つテンヤのタイ釣りは盛んなようです。竿の作製にあたってAさんに男鹿半島沖のタイ釣りについてお聞きしたところ、水深60メートルくらいで、根が険しく、潮が速い所を大きく流していく釣りだとのことでした。テンヤ錘も最大25号を使うそうです。
長めにしたほうが根掛かりが避けやすいので全長は210〜220センチで作って欲しいとの要望で、全長は214センチで仕上げました。使用する錘が重いので、胴や握りの竹も強めにしました。穂先は25号の錘を下げても全体がたわまないよう強めの先調子に削りました。普段、私が外房などで使っている竿よりひとまわり長く、強めの竿になってます。
「74.5センチ、5キロのタイも難なく仕留められました」とのAさんの感想で、作製した私も万々歳です。Aさんとはメールでのやり取りだけで製作しましたが、うまくいったようです。

胴竹は粘りのある布袋竹

5キロのタイ


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