ブログ「工房だより」

●鹿島のタコ釣り

2021年11月21日

 鹿島港の長岡丸へタコ釣りに行ってきました(11月18日)。

 ここ何日か北東の風が吹いてましたがようやく凪の予報になり、工房アドバイザーの庄山さんと行くことになりました。これからの季節、船釣りは凪が何よりです。

 予報通り鹿島港は波静かでひと安心。乗船する長岡丸は11月から始まったヒラメをメインにタイ、タコの船を出してます。今日はヒラメとタコの出船でしたが、タコ船は満席でヒラメ船より乗船者が多かったようです。

 釣り場は北へ1時間ほど走った海域で、水深30メートル、左に筑波山、右に久慈の山並みが見える大洗港の沖です。微風の海ですが、それはそれで心配もあり、船が流れないとヒラメ釣りと同じ、タコもアタリが少なくなります。

 一投め期待を込めて仕掛けを沈めましたが、仕掛けが海底を引きずるように引っ張られていきます。潮が効いて船が流れているらしく、今日はいいぞと期待をふくらませました。しばらくして、小突いていたエギや錘が踊らなくなり、根掛かりしたように仕掛けが動かなくなりました。アタリです。一呼吸おいて竿を立てるとずしりと重い手応え、堅牢な丸節竹で作った竿がしなりました。2キロくらいのタコで、まずはほっとしました。船は横流しで、左舷と右舷が均等に釣れるよう交互に流してくれます。突っ込みが有利ですが、タコは濃いようで払い出しでもアタリが入ります。

 後半は潮が緩み釣れる間隔が空いてきましたが、それでも12杯の好釣果でした。2キロ前後の両型でお土産十分です。なかには5キロ近いタコを含め持ちきれないほどの釣果の方もいました。

 エギは掛け針の大きなものがバラシが少ないようです。またイカエギのようにエギの下側まで針のあるものは根掛かりが多く不向きです。色は黄色系がいいような気がしますが、はっきりしません。

 竿は今秋の釣行に間に合うように作ったものですが、ぴったりでした。このエギダコ竿については当ブログに紹介しましたので、ご覧ください。

庄山さん幸先よく良型を釣りあげました。手にしているエギは100均で購入したイカエギを改良したもの。

私も2キロクラス。今日のタコの多くはこのクラスでした。


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