ブログ「工房だより」
●大原のタイ釣り
2019年04月18日
好天の天気予報に誘われ大原へタイ釣りに行きました(4月16日)。
同行していただいたのは工房のアドバイザーである庄山さん。釣りの知識や技術だけでなく、釣り人にまつわる喜怒哀楽まで知っている大先輩、我々釣り仲間のリーダーです。船は大原港の富士丸。前回のこのブログでも、庄山さんがこの船宿からのタイ釣りを紹介してます。ビシマ釣りの時代からタイを追い求め、現在も多くのタイ釣りファンの通う船宿です。
今回は我々の他に常連さんが1人、合計3人での出船となりました。穏やかな好天の予報でしたが、前日からの北東の風が吹き止まず海は悪いです。パラシュートアンカーを入れ水深35メートルから流し始めました。海が悪いのと水深が深くなっていくとのことで、私は15号のテンヤを使いました。少し重すぎると思いましたが、使用しているリールが両軸リールで、テンヤが沈むのにどうしても負荷がかかりスピニングリールよりひとまわり重いテンヤが必要になります。この釣りに慣れている庄山さんは8号のテンヤでした。
流し始めの浅場ではウマズラハギの猛攻にあい、庄山さんは一投一匹のペースでツ抜け、私はその半数。その後、庄山さんの竿に弾むような激しい引きがあり本命かと思わせましたが、カンパチでした。
2回目の流しで、またもや庄山さんの竿に強い引き。竿は全長175センチの布袋竹の短竿で、やりとりを見ていてさすがに少し短い感じがしましたが、見事に抜き上げました。0.5キロのタイで、船中1匹目です。
風もしだいに凪いでテンヤの着底もはっきりわかるようになりました。船長から水深65メートルとアナウンスがあり、道糸が70メートル近く出たところで着底し仕掛けを持ち上げた途端、引ったくるようなあたりが私の竿に入りました。グングンと引いてリールが巻けません。ドラッグを少し強めようかと思いましたが、時間をかけた方が安全だと判断しドラッグは締めませんでした。私のリールは小型の両軸リールで船長はそれを心配してか、ドラッグは大丈夫かと言って私のところにきましたが、ドラッグはよく効いていると判断したのか安心したようでした。しばらくやりとりをしていましたが、40メートルを切ったあたりからタイの引きは弱まり、無事船長のタマ網に収まりました。2.6キロのタイで今年の初物です。掛かった孫針のふところが伸びていて危ないところでした。
使った竿は190センチの布袋竹竿で、布袋竹特有の突っ張らず、緩めずの曲がりで対応してくれました。一つテンヤ竿は布袋竹、の感を強くしました。
常連さんも1.8キロを釣り、タイは各自1匹ずつでしたが、ハタやウマズラハギも釣れ、精一杯遊んだ楽しい一日となりました。