●メバル釣り

2025年03月13日

 今年もイワシ餌のメバル釣りに行きました。船宿は相模湾・久留和漁港の権兵衛丸です。この船宿とは40年を超える付き合いです。
 相模湾は東京湾と同じ2月1日がメバル解禁日ですが、餌のシコイワシが取れず出船できずにいましたが、ようやく3月に入ってシコイワシが定置網に入ったらしく、釣が可能となりました。
 当日は北西の冷たい風でしたが三浦半島の山越え風で海はさざ波でした。ここのメバルは沖からうねりが入るとまったく口を使いませんが、北風からの風波は影響しません。
 風に押されるように出船しましたが、朝2番目のポイントであたりがありました。水深6〜7メートルの場所でしたが、同行の庄山さんが2匹、私が5匹釣りました。上々の釣果です。タナを底から2メートルとってましたが、胴付き2本針の上針にきてます。風波により水面がくもりメバルが浮いているようです。釣れたメバルは中型で、ここ最近は中小型が釣れず、うまく繁殖していないのではないかと船長は心配してましたが、世代は継がれているようです。
 その後、秋谷港寄りのポイントで庄山さんに大きなあたり、竿先が海面に刺さるように引かれ、リールを巻く手が止まってます。竿を満月にして上がったのは35センチはありそうな大メバルでした。庄山さんの竿は20年以上前に作った布袋竹のメバル竿。同じ小物釣りでもシロギスは張りの強い丸節竹がいいですが、メバルは断然細身の布袋竹がいいです。大メバルにもしっかりタメが効き、細ハリスでも切れません。
 その後、庄山さんは順調に数を増やしていきましたが、私の方はさっぱり。よく見ると庄山さんは根掛かりしない範囲で底狙いのよう。私は朝からずっと中層狙い。風が凪いで海底が見えるようになってメバルは浮いてないようでした。私も仕掛けを底に近づけるようにしましたが、それが良かったのかポツポツ数を重ねられました。
 昼近くには春らしい天気になり遠くの富士山も霞み、楽しいメバル釣りになりました。温暖化のためか、藻場の減少のためか、メバルは近年減少していて、東京湾では本牧の船宿のメバル乗合が昨年は2日間、今年は1週間で終了してしまいました。相模湾も数は減っているようですが、今回は中型が数釣れて来年も楽しめそうです。

総布袋竹のメバル竿

尺上のメバル


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